Ri.Night Ⅴ ~Final~【全完結】


「あぁ、一つ言っといてやるよ。外に居た奴等は全滅したから」


「なっ……!?」


ぜ、全滅……?


「なんで……」


外に待機してるって知ってるの?


「お前等の事なら全部知ってるぜ?」


余裕の表情でそう言ったチヒロは愉しげに首を傾げてみせる。


その表情は決して嘘をついているようには見えない。


一体どういう……。


「今頃総長サン達は慌ててるだろうなぁ。俺等の行動に」


「……っ、」


まさか、十夜達の身に何かあったの……!?


「お前等は最初から俺等の手の上で転がされてたんだよ」


「………」


「お前等の策は全て俺等に筒抜け。意味、分かる?」



全て、筒抜け?意味?


分からない。

今の状況が全く飲み込めない。


十夜は今どうなってるの?奴等の手の上で転がされてるって何?


一体何がどうなって──


そう思った時だった。



「……え?慎?」


チヒロの後方、倉庫の入り口から姿を現したのは、獅鷹のメンバー、慎。


「なんで慎が此処に……?」