そもそも何故、胡桃が特課部にこだわるのには理由があった。


胡桃は幼い頃に誘拐された経験があり、その時に助けてくれたのが刑事さんで、その日から刑事になりたいと夢見ていたが低身長という理由で諦めていた時に特課部の事を耳にした。


しかも適性があるためすんなりと特課部に入れた。


望んでいた刑事とは違うけれど、特課部も刑事に変わりはない。


ただ警察学校で訓練をして卒業をしていないだけの話。


もちろん特課部にも警察手帳ある。


見せても一瞬怪しまれるのは日常茶飯事である。


特課部はあまり世間では知られていなかったりする。


だから警察手帳はあまり役には立たない。


意味も価値もない手帳だけど身分証明にはなる。