リーダーは三十路だけどクールでダンディ?で…まぁ、お父さんだったら文句無いかな
康はお兄さんみたいで面倒見もいいけど怒らすと怖い。怒らせたこと無いからわからないけど…。彼氏としては…無い…かな?多分
秀星は…………………無い!
「彼氏にしたいと思う人はいないかな?」
「そっか」
はぁ…こんなに大介と話したのはいつぶりだろう?高校に入学してからは学校やら特別課外刑事部やらで会う暇なかった。
アルカナなんて現れなければ、まだ大介と一緒にいれるんだけどなって思いが微かにある。
たとえ大介に好きな人がいたとしても。
「次はどこ行こうか?」
「そうだね。ずっと喫茶店にいるのもね…それじゃあゲームセンター行こうよ!大介ってUFOキャッチャー得意でしょ?」
お勘定を済ませまて私はゲームセンターに行くために大介の右腕をつい引っ張ると大介は顔をしかめた
「ごめん大丈夫?痛かった?っていうか怪我してるの??」
「大丈夫だよこれぐらい。部活でヘマしただけだから」
「大介…」
大介は確実に右腕を怪我してる。でもジャケットで見えない。
「気にし無いで良いよ。さて、ゲームセンターに行こう。どうせ取ってほしいモノがあるんだろ?」
「…ぅ…うん!実はね」
胡桃はUFOキャッチャーが何よりも苦手でありこの人生で欲しい物は取れたことがない。
何円費やしても取れることがなく見兼ねた店員さんが取りやすいようにしてくれても取れ無い。
そういうときは泣き泣き大介に頼んでいる。どうしてか大介はUFOキャッチャーが得意なんだよね。
絶対に1回で取る。
「このネコのキーホルダーなんだけどさ、大介なら取れるでしょ?」
「任せなさいな」
手乗りサイズで垂れ目をした白色のぬいぐるみのキーホルダー。今人気のキャラクターで名前は、ニャーさんって言うんだよね!!
「取れたよ胡桃。はい」
「ありがとう!さすが大介…って2個も!?」
「ついでに取れたんだよ。黒猫の方、僕が貰ってもいい?」
「もっちろん!!」
今日は最高日だーー!!


