「言葉?」 「助けて。誰か助けてって…言葉」 タケル。 中学の頃、タケルはいつも友達に囲まれてた。 そんなタケルにネガテイブな要素なんてないと思ってたのに…。 違うのに… そんな… 「もちろん湊はそんなつもりなかったんだ。 でも俺は初めてだった。着飾らなくていい。 いつも明るくて元気で仲間思いで、 スポーツが出来て、生徒会長で…優等生。 そんな俺じゃなくても受け入れてくれる。 湊の前では普通でいられる。 そう思った。でも…頼りすぎて嫌われるのはやだった」