次の日から、タケルが、朝、家に来ることも、
私のクラスの教室に顔をだすこともなくなった。

あれから数日が経った日のこと



「あの。三浦湊さんですよね?」

違うクラスの子が私に話しかけにきたのだ。
背が小さくて可愛らしい印象の子。

女子の私でも、キュンキュンしちゃいます!

「なっなんですか??」

「あの…ちょっといいですか?」

と言われ教室を出て廊下で話し出す可愛い子ちゃん。

「あの…三浦さんってその…
タケルさんの元カノなんですよね?」

…なっ何を急に言い出すのですか!!

「あっあの…どうして…?」

「あのタケルさん…学校来てないんです。
だから心配で…何かあったんじゃないかって…」

え?…学校に来てない?
あっ!

「きっと、前の学校に戻ったんじゃないですかね?」

「違います!!先生にも聞きました。
ただ休んでるだけって!
なんか心配で…
学校休む前の日、ほんと元気なくって…
何か知りませんか?三浦さん!」

…私のせい?

「あっ。そろそろお昼休憩終わっちゃうので、
教室に戻ります。何か知ってたら後で教えてください!それでは」

…タケル。
やっぱり何かあったんだ…



だめだ…

ほっとけないよ…