* キラ✴︎キラ✴︎星《ヒカル》ひと−kirakira hikaru− *

首を掴んできたユウくんは、
私を見つめた。





「…行こう。遅いからな。送る」





何も答えなかった。でも、ユウくんの後ろを追った。



そのあとは覚えてない。
ユウくんを直視できなかった。



眠る前まで、ユウくんの言葉や、遠くにいた細川クンの顔が浮かぶ。

ひとつ覚えているとすれば、私との別れ際に家の辺りで…





「杏菜とゆづのこと見てきたけど、もう応援しない」



ユウくんが言った。

私は空を見ながら聞いていた。

そして「ありがとう」を一言だけ言った。





ユウくんを見送り、家の中に入った。

すでに頭の中は真っ白だった。