私には貴方だけ


「そのせいか、歩く機会が殆どなく成長してしまって、脚で自分の身体を支えられなくて歩けないんです。」






「だからいつもベットに居たのか?」






「はい。」






「そうか。じゃあ行くか。」







「えっ?」






車椅子を押してあげようと姫奈の後ろに回る。





何故か驚いた様子の姫奈。






「どうしたんだ?」






「可哀想、とか思わないんですか?」






「同情されたかったか?」






「いえ……周りの人はいつもそう言うので……」