私には貴方だけ


お兄様と手を繋いでフードコートに入る。




色々なお店に人がずらりと並んでいる。




席はほぼ満席で、空いている席を探すのがやっとだ。




「すいません、ここ空きますか?」





「は、はい!」




食べ終わって片付けを始めている女性二人の席に近づき、お兄様が話しかける。





女性二人は顔を赤くして、素早く片付けをして席を譲ってくれた。




「じゃあ姫奈、座ろうか」




「はい」




席に座り、改めて周りを見渡す。




壁沿いに色々なジャンルの料理のお店が並んでいる。




「すごいです……」