私には貴方だけ


お茶を飲みながら、お兄様とまったりとした時間を過ごす。




「姫奈はさ、」




「はい」




「一人でイギリスに行って、不安じゃなかった?」




「不安はありました。でも、お兄様とお母様とお父様が日本で私を待っていてくれたので頑張れました。」




「……日本を出る時、俺が居なかったのどう思った?」




「お兄様は予定があって来れなかったとお父様から聞きました。
寂しかったけど、仕方ないと思いました。」




「姫奈、よく聞いて。あいつらは「真白。」……なに?アラン。」




お兄様が何かを言いかけると、アランは遮った。




「余計な事をお嬢様に言わないで下さい。」