私には貴方だけ


運転手の田中さんにお礼を言って車を降りる。




「久しぶりに帰って来たな……」




「いつ振りなんですか?」




「2、3ヶ月は帰ってきてなかったかな」




「そんなに……」




家が嫌なんですか?と言いそうになって口を閉じる。




言ってはいけないような気がした。




家の中に入って、部屋に入る。




荷物を置いてリビングに戻るとアランがお茶を用意してくれていた。




そこにはお兄様の姿もある。




「お嬢様、お茶の準備が出来ました。」




「ありがとうアラン。」