私には貴方だけ


「皆さんとても良い人でした。」




「……楽しかった。」




「それは良かった」




「ここ、気に入ったか?」




「はい!とても気に入りました。」




ご機嫌な私の頭を撫でる怜夜様。




気持ち良くて目を細める。




「ちっ」




舌打ちをしたのは、やはりアラン。



今にも飛び掛かりそうなくらい怜夜様の事を睨んでいる。





「お嬢様、迎えの車が来ました。」




「えぇ。それでは皆さんさようなら。」




「下まで送る。」




「ありがとうございます。」




みんなで下に降りる。




外に出ると迎えの車が止まって待っていた。