高校デビュー





「莉々愛。」



「え?」



気づいたらまた目の前に一ノ瀬くんがいた。



「もう18時半だけど。」



「……え!?うそ!」


一時間のつもりだったのに!

読みすぎちゃったよ!


「帰らなきゃ…。」


私は急いで本を戻した。



「教えてくれてありがとう。

じゃーね。」



「……送る。」



「え?」


今、送るって言った?

一ノ瀬くんが?え?