「雅人~。」


私はいつの間にか3組に連れ込まれていた。


「あ、美咲。どうした?」



「一緒に食べようかと思って。

うちのクラスには莉々愛狙うやつがいて

落ち着いて食べられないの。」


……………蒼太くん、だよね?



「へー、昨日に引き続き大変だな。」



「昨日?」



「莉々愛、ナンパされてた。」



「え、大丈夫だったの?」


美咲が雅人くんから私に目線を移した。


「あ、うん。

雅人くんたち来てくれたから。

昨日はありがと。」



「いいよ、あれくらい。

ってかここで食べる?外いく?」



「じゃあ屋上いこ。」



「りょーかい。

おい、雄也も行くぞ。」



「はいはい。」



「あ、美咲。

こいつ一ノ瀬雄也な。

友達んなった。」



「へー、よろしく。」



「おう。」



……………なんか私の時より優しくないか?

私にはもっと冷たかったよ?