高校デビュー




「そーだ。

ここらへんで品揃えのいい書店ある?

私のとこ田舎でいつもネットで買ってて…。」



「あ、駅を右に行ったとこにあるよ。

大きいし、なんでもあるよ。」



「駅の方か、助かるね。

今日早速いってみる!」



楽しみ。

書店は私にとってオアシス。


誰にも邪魔されたくない時間なんだ。



「いい本見つかるといいね。

私、本選んでる時は邪魔されたくないから

私はついていけないけどね。」



「え、美咲も?

私もそうなんだよね。

一人の時間。


親といくときもあるけど別行動なの。」



「だよね。気になっちゃって

本に集中できないしね。

やっぱり莉々愛とは気が合うね。」



「ほんとにね。」