高校デビュー




「で、雄也には言わねーの?」



「言わなきゃ信じてもらえないなんて

そんな関係嫌じゃない?


本当は真っ先に追いかけてきてくれるって

ちょっと信じてたのにな。


追いかけようともしなかったんでしょ?

所詮、そんなもんなの。」



「………あいつは前彼女に裏切られてるからなー。

信じるのが怖いんじゃねーの。」



「………だからあんな冷めた目してたのか。

結局私もそんな女なんだって思い知って。」



「ま、多分雅人が話してるだろうけどな。

美咲めっちゃキレてたし。」



「えー…。言わなくていいのに…。」



「俺らは友達だしな。

友達を傷つけるやつは許さねーって。

美咲なんて莉々愛のこと大好きじゃん。」



「じゃあ美咲とは相思相愛だ。」



「くだらねー。」



「ひどいね。」



「とにかくさ、俺らいるし。

明日は安心して学校来いよ!」



「ちょっと怖いんだけど。

まぁわかりました。


あ、メール送ってね。

連絡先わからないし。


じゃーね。」



結局私は蒼太くんに駅まで送ってもらった。