高校デビュー



佐伯さんは怒って私を押して、

私は壁に頭をぶつけてしまった。


「ったぁ…。」


「調子乗んのもいい加減にしろよ。」



そう言ってトイレから出ていった。



私はまた吐き気に襲われ、

トイレに再び籠ってから教室に戻った。



教室に戻ると冷ややかな目で見られた。

いつもよりも、冷めた目で。


私の席には佐伯さんが座っていて

なぜか泣いている。


私にはそれが理解できなかった。