高校デビュー




「教室行くか。」



「そうだね!」


返事したのは佐伯さん。


「莉々愛、本かして。」


私は雄也に本を渡した。


……………結局全然集中できなかったな。


「行こ。

……………莉々愛、早くしろよ。」


はいはい。


佐伯さんの近くにいたくなくて

雄也の隣には行かずに後ろを歩いた。



そして教室の前で

「莉々愛、ちょっと来て。」

なぜか廊下の隅に連れていかれた。