高校デビュー



「莉々愛。」


雄也が迎えに来た。


「……………なんで雅人くんもいるの?」



「美咲いなくて一人だからさー

一緒に帰ろうかと思って。」


ふーん…。


「帰るぞ?」



「うん。」


私は雄也の手を握り教室を出た。


「昼休み、戻ってこなかったじゃん。」



「あー、ちょっと体調悪かったの。

だから休んでた。」


嘘、ではないよね?


「そっか。

その指は?」



「体育バスケだったんだけど突き指。」



「大丈夫か?」



「うん、大丈夫だよ。」



私、笑えてる?

大丈夫かな…。