「あー、莉々愛いるとまじ調子狂う。」
「どういう意味?」
「知らなくていい。」
「……………ケチだね。」
「うるせーよ。」
「てかさ、初めてだね。」
「なにが?」
「図書館と帰り道以外で二人きり。」
「だな。
莉々愛本ばっかだから誘うタイミングねーし。」
「え、そうだったの?」
「美咲から聞いた。
莉々愛、本読むの邪魔されんの嫌いだろ。」
「嫌いだけど…
雄也からの誘いなら喜んでついてくのに。」
…………やばい、にやけそう。
「…にやけんな、気持ち悪い。」
「ほんとひどい。」
なんだ、私のためだったのか。
そこまで考えてくれてると思わなくて
私は本当に嬉しくなった。


