高校デビュー




私と一ノ瀬くんが前、

私たちの後ろに美咲たちが歩いてる。

雅人くんの溺愛ぶりが見てるだけで伝わってきて

こっちまで幸せな気分。


「莉々愛、何みてんの?」


「ん?ラブラブだなーって。」


私がそういうと雅人くんは嬉しそうだった。



そしたら急に一ノ瀬くんが止まった。


「どうしたの?」


一ノ瀬くんの目線の先をたどると

一人の女の子がいた。



……………もしかして元カノ?



「あれ、雄也?」



女の子も一ノ瀬くんに気がついた。



「久しぶりだね。」



「……………話しかけんなよ。」



そう言って近づいてきた女の子の横を

通りすぎようとしたので私も追いかけた。



「彼女?」


……………え?私?


「まーな、彼女。

だから話しかけんな。」


そう言って私の腕を一ノ瀬くんが引っ張った。


それから足早にその場から立ち去った。