……………なんかちょっと疲れてきた…。



その時

「アハハハ‼まじでばかだな、美咲!」


一ノ瀬くんの笑い声が聞こえた。


「雄也笑いすぎだし!」



……一ノ瀬くんって私以外には笑うよね。

私には声だして笑うどころか

微笑んだことすらないのにね。



……………なんか、イヤ。



美咲に笑いかける一ノ瀬くんを見ていたくなくて

私は席を立った。



「どこ行くの?」


すかさず蒼太くんに聞かれる。


「図書館。」



「じゃあ俺も…「絶対来ないで。」



「ひど!」



蒼太くんいたらうるさいもん、絶対。



私は無視して教室を出た。