ハルカは口を一文字にして、目を見開いて、顔を真っ赤にして・・・必死に笑いを堪えてる形相。

その途端、カラカラとお腹を抱えて笑い出した。

「ミナミ先輩、まじ笑える!本気にしたでしょ~?」

呆気にとられている私のそばに走り寄って、私の腕に自分の腕を絡めた。

「もう、そういうとこ大好き!」

怒るのも忘れるほど、ホッとしている自分がいる。

ほんとびっくりしたっての。

ハルカは大好きだけど、そんな風な告白受けたらどうしていいか困っちゃうじゃない。

「あんまりおばさんからかうと心臓に悪いから止めてよね。」

私も一緒になって笑った。

「刺激刺激。いつまでも刺激は大事よ~。」

ハルカは腕時計を見るやいなや、

「やばっ。お化粧する時間ないよー。」

と言って走り出した。

私も慌てて時計を見る。

ほんとだ。

お化粧直ししないで職場行ったらえらいこと!

ハルカの後を必死に走って付いていった。

ほんと、心臓に悪い。