ひどい、ひどいよ。
信じ切れなかった私の勘は当たっていた。
男なんて、皆そうなんだ。
カズエの旦那も浮気してるし、カイトだって真剣に付き合うなんて言ってハルカのこと放ってるし。
シュンキまで過去の女と切れてない。
カズエが最初に、完璧すぎて怪しいって言ってたのに間違いはなかったってこと。
こうやってどんどん男性に不信感が募って、私の結婚は遠ざかっていくのよ。
あんなドラマみたいな恋愛なんて、あるはずもないのに。
期待して、ほいほい調子にのってた私も馬鹿だったわ。
くやしくて、涙も出ない。
怒りは体に悪い。
わかってるのに。
家に着くと、速攻シャワーを浴びてベッドに潜り込んだ。
スマホがブーブー鳴ってる。
なんとなく誰からか分かっていたから敢えて着信の確認もしなかった。
そして、私はいつの間にか眠っていた。
薄暗いトンネルの中を一人で歩いてる。
明かりはなくて、先も見えない。
ただ不安だけが私の心を埋め尽くしていく。
目の前にぼんやりと小さな明かりが見えてきた。
私はその明かりめざして走り出す。
明かりの向こうに人影が見えた。
誰?
誰だかわからないけど、無償にその人に会いたいと思った。
走るけれど、足が重たくてなかなか進むことができない。
振り返ると、暗闇の向こうから誰かが追いかけてくる。
恐い。
つかまったらダメだ。
明かりの向こうの人に助けを求める。
でも声が出なかった。
後から走ってくる人が私に近づく、出口はもうそこまで見えてるのに。
「助けて!」
ようやく声が出た。
出口の向こうにいた人に飛びつく。
ぎゅっと抱きしめてくれたその人の顔を見上げる。
それは、・・・私の知ってる人だった。
汗をいっぱい掻いて目が覚めた。
まだ夜中だったけれど。
恐い夢だったと思う。
でも、その内容ははっきりと思い出せなかった。
最後に見た顔も、今は思い出せない。
とりあえず、寝よう。
一度目が覚めたらなかなか寝付けなかった。
ようやく眠りにつけた時はもう明け方近くだった。
信じ切れなかった私の勘は当たっていた。
男なんて、皆そうなんだ。
カズエの旦那も浮気してるし、カイトだって真剣に付き合うなんて言ってハルカのこと放ってるし。
シュンキまで過去の女と切れてない。
カズエが最初に、完璧すぎて怪しいって言ってたのに間違いはなかったってこと。
こうやってどんどん男性に不信感が募って、私の結婚は遠ざかっていくのよ。
あんなドラマみたいな恋愛なんて、あるはずもないのに。
期待して、ほいほい調子にのってた私も馬鹿だったわ。
くやしくて、涙も出ない。
怒りは体に悪い。
わかってるのに。
家に着くと、速攻シャワーを浴びてベッドに潜り込んだ。
スマホがブーブー鳴ってる。
なんとなく誰からか分かっていたから敢えて着信の確認もしなかった。
そして、私はいつの間にか眠っていた。
薄暗いトンネルの中を一人で歩いてる。
明かりはなくて、先も見えない。
ただ不安だけが私の心を埋め尽くしていく。
目の前にぼんやりと小さな明かりが見えてきた。
私はその明かりめざして走り出す。
明かりの向こうに人影が見えた。
誰?
誰だかわからないけど、無償にその人に会いたいと思った。
走るけれど、足が重たくてなかなか進むことができない。
振り返ると、暗闇の向こうから誰かが追いかけてくる。
恐い。
つかまったらダメだ。
明かりの向こうの人に助けを求める。
でも声が出なかった。
後から走ってくる人が私に近づく、出口はもうそこまで見えてるのに。
「助けて!」
ようやく声が出た。
出口の向こうにいた人に飛びつく。
ぎゅっと抱きしめてくれたその人の顔を見上げる。
それは、・・・私の知ってる人だった。
汗をいっぱい掻いて目が覚めた。
まだ夜中だったけれど。
恐い夢だったと思う。
でも、その内容ははっきりと思い出せなかった。
最後に見た顔も、今は思い出せない。
とりあえず、寝よう。
一度目が覚めたらなかなか寝付けなかった。
ようやく眠りにつけた時はもう明け方近くだった。