クリスマスだろうと、関係ない。
部活は毎日ある。
汗を拭って、制服に着替えた。
ユニフォーム、買い替えないとダメかも。
また丈が短くなってきた。
どこまで伸びるんだよ、身長!
昔はそれが嬉しかったのに、今は空しくなる。
「アンタ、彼氏できたでしょ?」
サブコーチに言われた。
部活の顧問じゃない。
二時間も掛けて通っている、
テニススクールのサブコーチだ。
彼氏とは上手くいってないけど……別れてはいない。
どうして分かるんだろう?
不審な顔をする私に、サブコーチは言った。
「女子はね、すぐカラダに出るから」
意味が分からなかった。
カラダ……?
カオじゃなくて?
「うちの主任は、一旦見放されたら、もう難しいよ」
入った当初は、誰よりも熱心に指導してくれていた主任コーチは、
ある日を境に、突然目も合わせてくれなくなった。
「ちょっと考えた方がいい」
「辞めろってことですか?」
何にも答えず、サブコーチは去っていった。
部活は毎日ある。
汗を拭って、制服に着替えた。
ユニフォーム、買い替えないとダメかも。
また丈が短くなってきた。
どこまで伸びるんだよ、身長!
昔はそれが嬉しかったのに、今は空しくなる。
「アンタ、彼氏できたでしょ?」
サブコーチに言われた。
部活の顧問じゃない。
二時間も掛けて通っている、
テニススクールのサブコーチだ。
彼氏とは上手くいってないけど……別れてはいない。
どうして分かるんだろう?
不審な顔をする私に、サブコーチは言った。
「女子はね、すぐカラダに出るから」
意味が分からなかった。
カラダ……?
カオじゃなくて?
「うちの主任は、一旦見放されたら、もう難しいよ」
入った当初は、誰よりも熱心に指導してくれていた主任コーチは、
ある日を境に、突然目も合わせてくれなくなった。
「ちょっと考えた方がいい」
「辞めろってことですか?」
何にも答えず、サブコーチは去っていった。