「ごちそうさまでしたっ」


にっぱりと笑った。


今までの、無表情かつ冷徹で、大人びた霧島くんが浮かべているとは思えない、小さな子供のような、純粋な笑顔だった。


まるで向日葵みたい……あヤバイ鼻血が出そうだ。私の心の中の鼻から。なんてね。


「そう。そんなに美味しかった?」

「はい。毎日でも食べたいぐらいです」

「流石にそれは……栄養が偏るんじゃないかな」

「さし当たっては、お代わりを頂きたいのですが」

「サラダ食べてからね」

「ぇー」



そんなこんなで、晩ご飯も終わり。

今日もゆったりと夜が更けていくのでした。