「……。」




あたしは志保の目を見る。




「……っキモいんだよっ!!」




志保はあたしの胸ぐらから手を放し、肩をドンッと勢いよく押してきた。




ガターンッ!




あたしは椅子と一緒に思いっきりこけてしまった。




「きゃはは!!だっさ~い!」




志保と、その他の人たちも笑う。




「……。」




あたしは何も言わず、椅子を元に戻して自分もさっきと同じように席に着く。




 アホらしい。




 何が面白いんだろう。




 こんなの全然、なんてことない。




 痛くなんかない。




 悔しくなんかない。




 志保。




 あんたがあたしの視界に入ることが一番イヤ。




 あんたの声を聴くだけでも不愉快になる。




 あたしの周りをまとわりついて……キモいのはどっち?




 生意気なのはどっち?




 上から目線でズカズカと来て……




 何様なの。




 どこからの目線で言ってんの。




 うっとおしい。