きっと、どこかおかしいのかも。 だって、前までは心臓がドキッってはねたり、 顔が熱くなってきたりなんてしなかったのに────────。 微熱を冷ますために、サービスで運ばれてきた水を口に含む。 「俺のカフェオレ、飲む?」 …………ッ!!! 「ぶッ!!!……ごほ、けほっ……!」 確信犯だ、生徒会長。 そんなの、完全に……か、かか、か間接キスでしょーがぁっ! 「い、らな、です……っ」 むせた状態で、声を振り絞った。