「誰かと思ったら、絵美じゃない。
久しぶり、元気だった?」

と笑顔の綾子さん。

綾子さんの友達だった見たい。

2人はその場で立ち止まって、会話をし始めた。

「…時間かかるな」

「え?」

「絵美さんと綾姉は、喋り出すと止まらないから…」

と言って荷物を、左手にまとめる。

「綾姉。荷物、車に置いてくる。
それと莉奈さんも連れてくから」

と私の腕を掴んだ。