そんな朔良くん、実はモデルがいます。性格は全然違いますけどね! けど、そもそもピアノが得意な男の子を書こうと思った理由がその人です。

私の友達にピアノを独学で趣味としている男の子がいます。その子がよく部活終わりや休憩中にラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」を弾いてました。

ラヴェルって誰だよって人はボレロの人ですって言えばわかりますかね? のだめカンタービレ好きだった人は分かると思います。そうです。アレです。水の戯れとかも有名ですね。

「亡き王女のためのパヴァーヌ」はあんまりメジャーな曲ではない(知ってる人は知ってる)のですが、可愛らしい曲なので良ければ聞いてみてください。私の好きな曲の一つです。ちょっとでも知名度上がればいいなあ。

彼はラヴェルが好きでよく聞いているみたいなのですが、その中でも一番好きな曲だったようなのでこのお話にも登場させました。5章を書いてるときはずっとこの曲をBGMにしてたくらいなので、皆さんももう一度読む機会があれば、この曲と一緒に読んで貰えると嬉しいです。

詳しくはないのですが、他にもクラシックは好きな曲があるので、また別の曲も出てくるかもしれません笑

長々と話してしまいましたが、こんな風に私の高校時代のことも振り返って書いた作品です。このお話を読んで何かを感じ取ってもらえたのなら、とても嬉しいです。

それではまたどこかで出会えることを願って。


2017:09:25 花咲璃優