颯真side


『ちょっと話があるんだけど。
校内周り、一緒に行かない?』


「え?」


いきなり声を掛けられ、
顔を上げると美人過ぎる双子が俺を見てた。


「えっと…。」


話ってなんだろ。


『そんなに不安そうな顔しないでよ(笑)
悪い話じゃないから安心して?』


朱い瞳の子がおかしそうに笑う。


『私は樺沢 朱羽で、こっちは妹の蒼月。』


「よろしくぅ〜♪」


朱とは正反対の蒼い瞳。


「俺は颯真、よろしく。」


とりあえず挨拶した。


颯真sideEND