あっ…


痛っ!手に激痛が走り、
びっくりして自分の手を見ると、
男の拳を握りしめている。


えっ…私何してんの…

それより、やば。

「てめぇ。邪魔すんのか?」


「別にそんなつもりは…」


か弱い男の子を見ると、
半泣き状態で必死に
ごめんなさいごめんなさい
と謝っている…

キレている男の目線は
か弱い男の子の方にいき、
またキレている…

「気持ちが入ってねぇんだよお前はー!」

その瞬間、
か弱い男の子は床にしゃがみ…
土下座をする姿勢に…

ちょっと…