大斗だってあたしが言わなかったら思い出せてないみたいだし。 しかしそんなあたしの考えとは裏腹に、大斗は喋る。 「今日は俺と小夜の2人っきりのデートだぜ。 他の男の手土産のことなんか、考えんなよ」 突然大斗の周りの空気が変わり、あたしはどう対応すればいいのかわからなくなった。 「他の男って…結月だよ。 大斗の友達じゃん。 どうして回りくどい表現するの?」 「………はぁ」 あたしの突発的な質問に、大斗はまともに答えてくれなかった。