どれもこれもあたしには取れそうもない位置にある。 「お!?」 静かだった大斗が、突如反応を見せる。 その先にあったのは、ゴツいおじさんがプリントアウトされている、カップラーメンだった。 「俺ちょっとやってみる」 「う、うん」 大斗がこんなのに興味があるんだと思うと、少し笑えてくる。 お金を投入した大斗は、真剣な表情をして景品を見つめる。 この顔が昔から好きだったんだよな。 遠いものを見る目になるあたし。 しかしそんなことに大斗は気づくはずがない。 「あ!? アームの力無さすぎ!