雑誌ともう一種類違う商品を持って、あたしは懐かしの屋上に通ずるドアに向かう。
あそこは日が差すし、屋上に近い。
子どもにうってつけの溜まり場だ。
更に子どもと言っても、あたしと同級生以外いない。
だから1つの広場にしていた。
そこにいつも集まっていたけれど…
今はどうなってるのだろうか。
ワクワクしながら、ソロリソロリと階段を上っていく。
近づいても物音は聞こえない。
やっぱりもうこの歳になれば自然と集まらないようになるんだろうか。
少し落胆しつつも、向かってみる。
そしてその場に着いた。
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