デパートの入り口を潜って数歩歩くと、大斗は言う。 「そうなの? いいねぇ」 「今度2人で行ってきなよ。 ここ、映画館もあるみたいだよ」 え。何で結月と? いいよ、あんな奴なんかと行かなくて。 行けるとしたらまた大斗と行きたいよ。 「結月とは…。 行かなくていいや」 この発言に、少し顔を晴らす大斗。 どうしてだろう。 「まだ結月が怖い?」 真っ直ぐこちらを見る大斗の目を逸らせない。