「やめっ!」 時が過ぎ、ようやくテストは終わりを迎えた。 テスト用紙に回収がかけられると、一番後ろの人がプリントを前に送ってくる。 一通りの動きが終わると、ようやく放課となる。 「行こっ!美菜! 今日はこれからだよ」 一目散に美菜の所に行き、彼女を急かす。 早くこの校舎から出たいのだ。 「張りきってるね」 美菜のその一言に同意するように頷く。 「小夜ー。 一緒に帰ろうぜ」