あたしが逃げないように膝を足で固定した結月もまた、あたしの目の前に座る。
当然どう足掻いたって、逃げることなんか出来やしない。
「なによ、ちょっと!
離れてよ!」
「答えろ、あいつはお前に何をした」
あたしの目の前にある眼は、ライバルを敵視するものだった。
…大斗と何かあったの?
あたしはそんな鋭い目をずっと見ていられず顔を背けながらも、抵抗を続ける。
「離して!」
動けない足にまで力を入れて抵抗に励むのだが、相手の固定力が強すぎて動かない。
「答えて…」
ついには両手を相手の両手によって掴まれ、あたしはもう抵抗する意を伝えることができなくなった。



