それだけじゃない。
今まさにあたしに何かをしてきそうな勢いがある。
だからあたしから離れようとしないのだ。
「じゃあ、何すりゃあいいの?」
「じっとしとけ」
何をされるかわからないし、相手の考えていることが皆目検討もつかない。
とりあえず何もしなければ事態が悪化することもないと思い、言われた通りにする。
「ちょっ! どこ触ってんのよ!」
あろうことか、結月はあたしの胸を触りやがった。
反射的に思いっきり肩を押し、相手を避けようとする。
しかしあたしの力は適ってなかった。
「やだ! 離してよ!」
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