自分をコントロール出来ないまま、あたしに迫って来ちゃって。


本当にあたしのこと、好きでいてくれているんだ。


「あたし、あの晩…。

大斗に追い出されたんだ。


あたしね、どうしても大斗の気持ちを知りたかった。


あたしのこと本当に好きじゃなかったのか。


だけどはっきり教えてくれなかった。


しつこく訊いたせいかな。


教えてくれなかった上に、追い出された」


軽くばかにされるだろうと思った。


だけど結月はそうしない。


「だからもう、アイツのことを見るな!