それから数日。 あたしは大斗や結月と何もなかったかのように、学校で過ごして行った。 時たま廊下を歩く大斗の姿が見える。 どうやら風邪は治ったみたいだ。 良かった。 「小夜ー、聞いてよ! 学校に来る前、小さな屋台見つけたんだ。 今から行くわよ」 帰りの挨拶を美菜にしようとした矢先に、彼女から誘われる。 「屋台? 何売ってるの?」 「そのまんまだよ。 ちょっと笑っちゃったのよ」