別れて失敗だったな。 大斗の言う通り、遠距離恋愛すればよかったかな。 写真を見ているうちにそんな考えをしてしまう。 はぁ、とそのままケータイを下ろす。 沈みそうな夕日を、虚ろな目で見る。 そんな時、下から足音が聞こえる。 ここに来るわけじゃないよ、きっと。 とは思うものの、その足音の行方が気になり、そちらに目をやる。 「え…」 するとあたしの目の先に映ったのは、結月だった。 ヤダ…今なんか、結月と会いたくない。 直感的に思い、あたしは屋上に通じるドアに手をかける。