力んじゃったのは、自分を制御できなかったんだよ。 小夜もいつかわかるはずだよ。 幼なじみくんの気持ち」 あたしの簡単な説明で、ここまで助言してくれた。 結月の気持ちか。 「美菜はどうだと思う? 結月の内心」 「それはねー。 本人に聞くのが一番いいことだよ。 じゃあね!」 強制的に話は打ち切られ、美菜は先に帰っていく。 ふん、と一息ついたあたしも、自宅へ向かった。