大声で訴える小夜に、俺はようやく気づく。 どれくらい小夜に力を入れていたのか。 「わ、わりぃ…」 「今日の結月、なんか変だよ。 今日はもう勉強見てくれなくていいから、帰って」 小夜から伝わる冷気を、受け止めたくない。 だがここは一歩引くのが正解だよな。 「悪かった。 明日、頑張れよ」 俺は小夜の気持ちを深く考えずに、小夜の家を後にした。 【小夜side】 なんなの、結月のやつ。