歯止めが利かない俺は、力任せに小夜の手首を掴んでしまう。 「何でそんなこと聞くの!? 男ってそんなことばかり気にするよね」 小夜は俺が求めていた答えをくれず。 ただ力が入る俺の腕をどけようと、力の限り押している。 「答えろ…」 ……俺はもしかして…。 小夜と久しぶりの再会の時に、無理矢理ファーストキスを奪ったかと思っていた。 だけど元彼がいたのなら… ファーストキスでも何でもなかったかもしれない。 「痛いよ結月!! 離して!」