「あたしの部屋でやるから、こっちに来て」 「え、お前の部屋でやるのかよ」 文句らしき言葉が聞こえたので、ちらっと結月の方を振り返る。 そしたら彼はやばっと言ったかのように、口を手で隠していた。 「そんなに散らかしてないわよ」 ドアを開けながら、文句に対抗した。 「俺って勉強中に鳴らした?」 そんなに心配になることないのに。 あちゃーと言いたいような表情をしている。 「それくらい、気にしなくていいよ。 さぁ教える気があるなら、そこ辺に座ってよ。 何教えてくれるの?」