…そんな悔やんで、マジで落ち込まなくてもいいじゃん。 みっともない姿に変わる結月は、鍵を出そうとカバンに手をかける。 「この意気地なし! 男ならもっとガツガツ攻めろ!」 ……あたし、何でこんなこと言っちゃったんだろう。 ここで言っちゃったら、絶対に違う方に行っちゃうよね。 「だってお前が…巧くかわしてっから」 「え!?何、聞こえない」 ぼそぼそと言う結月に聞き返す。 「入るか? 親いねぇから、ゆっくり話してく?」 そう来たか。