空になったプリンの箱を床に置く大斗は、そう切り替えす。 結月の変化かぁ。 あたし、ぶっちゃけ結月が苦手なんだよね。 「あんまり変わってないんじゃないかな。 大斗は変わったけど、結月はそのまんまだと思う。 大斗から見たら、結月はどうなの?」 あたしの顔が引きつっていること、大斗はわかっているのかなぁ。 「俺から見たら、結月は変わってないと思う。 ずっと俺の心の中の思いは同じだよ」 そうなんだ。 ちょっとトゲが取れてくれても良かったけど。