「なんだよ、再来週からかよ。
それでもテスト範囲を教科書で見直すとか、準備しようと思わねぇのかよ」
進路の先生みたいなこと言わないでよ。
せっかく学校から解放されてるのにさ。
「いいじゃん。
どう勉強しようと、あたしの責任なんだから」
「ちなみに俺んとこの学校は来週から」
へー。
なんのアピールよ、それ。
なんて思ってると、やっとマンションの入口の前。
「あたしに油を売るより、教科書見た方がいいんじゃない?」
と言いながら、エレベーターの上のボタンを押す。
「大体出来てたらいいんだよ。
俺、学年で1桁取れるし」



