幼なじみがあたしを〇〇の標的に!?


「本当はね結月も入れて食べようとしたんだよ。


だからほら、あいつの分も買ってやったんだ。


それなのに呑気に塾で勉強かぁ」



軽くため息をつきながら、あたしも床に座る。



するとあたしは見られていたため少しの間沈黙が流れたが、大斗は口を開いた。


「まぁその気遣いがいいんじゃない?


今度結月が食べる時、分けてもらいなよ。


そしたら小夜、少し得した気分になるよ」


少しだけ言葉に心がこもっていないと感じるのは、気のせいなのだろうか。



それでもあたしは気づいてないふりをして、返事をする。



「そうだね!

あたしプリンが好きだから、それはいいアイディアだ!」