だからこそ何も言えないのだ。
「……やめられないよ。
どんなに辛い時だって、大斗はあたしを助けてくれた。
優しい言葉で慰めてくれた。
小さい時にとってそれがどれだけ助けになったのか、結月にはわからない。
だからそんなことが言えるんだ。
あたし結月がなんと言おうが、気持ち変えないから!」
自分の決心を言い放った小夜は、洗面所へと逃げていった。
俺はそこまで追いかけることは出来なかった。
自分の無力さを感じながらも、小夜の部屋を後にするのであった。
【大斗side】
あれから1日が経った。
約束の時間にもなった。
目的を果たす準備や、心構えも出来た。



